FXのハイレバトレードは自殺行為!?
FXは損失が付き物・・・。
いかにこの損失をコントロールするかが
安定して稼いでいけるかのポイントとなってきます。
FXでは資金管理が最も重要といわれています。
それは投資という性質上、最も守らなければいけない部分で
資金が無ければそもそもトレードを行う事が出来ません。
この資金管理によって損失を上回る利益を出す事で
利益が残っていき結果として稼いでいくのです。
そしてFXでは資金管理として資金に対して
どれくらいの比率で利益を出し損失を許容するか
が非常に重要になっていきます。
例えば資金に対して5%の利益が出た場合は
そのまま資金の5%分が増えていきます。
しかし資金に対して5%の損失を出した時は
元の資金に戻すのには5.26%の利益が必要となり
資金に対して損失分と同じ利益を出しても結果はマイナス
となってしまうのです。
文章で伝えてもイマイチ理解しがたいと
思うのでこの記事では表を用いてより
分かりやすく説明していきます。
損失を取り戻す為には損失以上の利益が必要となる
資金管理が最も重要と言われる所以は
資金に対して大きな損失を出してしまえば
それだけ元の資金に戻すのが難しくなってしまう為です。
まず下記の表をご覧ください。
損失 | 損失を取り戻すのに必要な利益 |
5% | 5.26% |
10% | 11.1% |
20% | 25% |
30% | 42.8% |
40% | 66.6% |
50% | 100% |
60% | 150% |
70% | 233% |
80% | 400% |
90% | 900% |
損失を出した場合、損失に対してプラスαで利益出さなくてはならないのです。
上の表にある20%の損失を出した時を例に実際に計算してみましょう。
100万の資金で20万通貨を取引し100pipsの損失を出したとします。
100万-(20万通貨×100pips)=80万
これは100万に対して20%の損失となります。
ではこの20%の損失=20万を取り戻すためには
20万÷80万=25%
80万×25%=20万
必要となります。
ですので元の資金に戻す為には
80万に初めに出した損失20%を上回る25%の利回りを出さなければならないのです。
では反対に5%の損失を出した時を計算してみましょう。
100万の資金で20万通貨で25pipsの損失を出したとします。
100万-(20万通貨×25pips)=95万
今回は5%の損失=5万ですので
5万÷95万=約5.26%
95万×5.26%=4.97万
割り切れないので端数となってしまいましたが
20%の損失と比べて遥かに少ない利回りで損失をカバーできます。
このように5%に損失を限定すれば資金に対して
プラス5.26%の利益ですのですぐに取り戻す事ができます。
損失を大きく出してしまい
損失を90%出してしまえば資金に対して900%
もの利益を出さなければ元の資金に戻す事はできません。
適切なレバレッジでトレードを行う
資金に対して無理なレバレッジをかけてしまえば
利益は大きいですが大きな損失も出してしまいます。
資金に対して一度でも大きな損失を出すと
元の資金に戻すのは非常に困難となってしまうのです。
実際にレバレッジを掛け過ぎて大きな損失
を出し損失分に資金が取り戻せずに破産し
途方に暮れ、自殺してしまう方も出てきています。
大きな利益が欲しいがために何の策も持たずに
無理なレバレッジを掛けるのは自殺行為と言えます。
このような自殺行為を避けるためにも
トレードを始める前に自分がどれだけの損失を許容し
取り戻す事が出来るか見極める必要があります。
そして許容損失が資金に対してどれくらいの
割合を占めているか確認してみましょう。
まとめ
お金を稼ぐという目的でFXを始めていると思うので
中々利益が増えずに焦る気持ちは分かります。
ですがこの先の人生を変えていくのであれば焦らず
コツコツと利益を積み上げていくのが一番の近道であります。
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